ホーチミンのツーヅー病院へ
2006年9月1日、エリス訪問介護サービスセンターの企画によりベトナム、ホーチミンの病院へ視察のために訪問しました。
この病院は、あのベトナム戦争で米軍が使った「枯葉剤」による被害者が入院している病院です。
結合双生児として日本でも紹介された「ベトちゃんドクちゃん」のベトさんも入院されています。
近く結婚をひかえたドクさんも出迎えてくださいました。
ベトナムでは今でも奇形や様々な障害を持った子供たちが産まれています。
枯葉剤の被害の深刻さを目の当たりにし、とてもショックを受けるとともに、皆さんと交流を持てたことにとても感銘を受けました。
枯葉剤とは
ベトナム戦争で、米軍が密林に大量に散布した除草剤。2‐4‐D(ジクロロフェノキシ酢酸)と2‐4‐5‐T(トリクロロフェノキシ酢酸)との混合物で、ダイオキシンを含み、奇形児や癌(がん)の多発など多くの二次的災害をひき起こしています。
枯葉剤被害者について
ベトナム政府の統計によると、約480万人の枯葉剤被害者がいます。そのうち、障害と奇形の子どもは約50万人です。
枯葉剤被害者には、健康上の問題として、さまざまな癌、肝臓病、精神的疾患、出産時異常などがよく起きています。