木の根の中に仏像が...!。
アンコールワットの夕陽が、絵のように綺麗でした。
ツーズー病院で一番先に寄って来て、ボランティアの一人一人に抱っこしてと(以外と重い)来ました。
最後まで、ずーっと一緒に付いて遊んでいましたが、ぬいぐるみを手渡すと今まで持っていた物を捨て
大事そうにぬいぐるみを抱きしめていました。この病院は親から捨てられ、春節祭でもホームで過ごさ
なければいけない子供達が大勢いました。これからは淋しい時にぬいぐるみが親がわりになるだろうと、
大切そうに抱いているこの子を見ると、涙が出て来ました。
街の中にある子供病院。障害を持った子供を診察してもらう為、朝早くから子供を抱いて並んでいました。
午前中のみの診察なので、11時頃にはここまで!と止められるそうで、2・3日待たなければ診てもらえ
ない時もあるそうです。母親が付き添って入院している場合は朝8時前までに、自分の食事を病院前に売り
に来る露店で購入しなければ、病院内には何もないそうです。
足が膝下からない子供ですが、歩行器を使い院内を自由に動いていました。この歩行器も日本からの支援
だそうです。
ツーズー病院前でボランティア参加者と供に。
参加者の感想(GORO・GORO 和唐さん)
ボランティア スタディツアーに初参加しました。
カンボジアの遺跡には、たくさんの裸足の小さい子どもがお土産物を売りに寄って来ます。「2個で1ドル」とカタコトの日本語を使い、買ってくれるまで離れません。
買ってあげたいのはやまやまですが、それがマフィアの資金源になる可能性もあるそうです。
地雷で顔が焼けたのか、顔中がただれた少女が道端に座ってお金を寄附してもらっていたり、地雷で手足をなくしたり、目が見えなくなった人たちが音楽を奏でて、
観光客から演奏料をもらっている光景を見ました。
一方で、日本人相手のクッキー店では、日本語の堪能な現地の定員さんがたくさんいます。裸足でお土産を買ってもらいに一日中炎天下で歩き続ける子供と、
クーラーの効いた店内で綺麗な制服を来てクッキーを売る店員さんの違いはなんでしょう。
ただ一つ。学校に行けたことです。ツアーを主催している方は何年も前から学校設立の支援もしているそうで、至るところに大きく綺麗な学校がたくさんありました。
綺麗な制服を来て登下校する生徒もたくさん見ました。でも、お風呂にも入れず、汚れた姿のこども達もたくさんいます。
学校にさえ行ければ、たくさんあるホテルや観光客相手のお店や市場など、働く場所はたくさんあります。
カンボジアの人々は、とても温かく優しい人ばかりでした。1日も早くすべての子供が学校に行けるように微力ながら支援の輪を広げていく活動にも参加したいと思います。
カンボジアの後は、ベトナムに来ましたが別世界でした。ベトナムは、超都会で旧正月の大晦日で、日本人の観光客がたくさんいます。
ホテルでは、無料Wi-Fiが使えるので、日本にいるのと変わりません。日本語が堪能なガイドさんや、お土産店の人もたくさんいます。
何年か前にツアーで来た方に伺うと、カンボジアの現在の様子と変わらなかったそうです。日本の支援により、急発展したそうです。
ベトナムでは、ベトちゃんドクちゃんのツーヅー病院で、ボランティアさせてもらいました。
今でも枯葉剤の影響で変形したこどもが出来るそうですが、多くは中絶されて産まれず産まれても病院に捨てられるそうです。
こども達はとても人懐っこく、大きな子供が小さい子の食事介助をしたり、足のない子が上手に椅子をカタカタ移動させて、帰りの際には出口でゴミ箱を開けて私たちの靴用のビニールを捨てる準備をしてくれました。
第一小学校のバザーでいただいたぬいぐるみを寄附させていただきましたが、とても喜んでくれました。今回のツアーは、とても感動的で実りの多いものとなりました。カンボジアのこれからの発展がとても楽しみです。
スタディツアー概要
主催/企画 : 株式会社エリス
日時/場所 : 平成26年2月15日~19日 / カンボジア・ベトナム
参加者 : 特定非営利活動法人GORO・GORO 宮前、和唐(主催者) / 株式会社エリス - 山西、西野 / 株式会社ウィング - 宮前、吉田